もう3月になっているのに、いつまで芸カ9の話するんですかね?(挨拶)
自虐挨拶から入りましたが、ようやくその2です。9割方自分の感想を書きたいようなものなので気にしないで書きます。
(前回)
あとはアイカツ!二次創作カテゴリタグ辺りから。
前回記事でソレイユさんメインの紹介をしました。今回はソレイユ以外の、いちご世代(2年目まで)メインのものについて書きます。こんなペースで書き終わるんですかね。相変わらず順不同な感じで書いていきます。
○三ノ輪ヒカリ
順不同と言いつつ一番最初に三ノ輪ヒカリさんを紹介する狡猾なスタイルでいきます。
・太陽がいっぱい / sarutonari
太陽がいっぱい - Guppy!!! - BOOTH(同人誌通販・ダウンロード)
ということで、最高の三ノ輪さんブック情報です。
三ノ輪ヒカリ、という存在はアイカツ!世界においても特殊なアイドルであると僕は捉えています。そんな特殊なアイドルも、「自らのスタイル」と「アイドルを取り巻く時流」の狭間で揺れることとなり、そして「外せないステージ」を考えることになるというのがこの作品です。
この作品に関しては細かい内容を言ってしまうと、読んだ際に味わえる熱量が弱まってしまう気がするので詳細には語りませんが、三ノ輪さんファンは三ノ輪さんがより好きになれる、ファンじゃなかった人も三ノ輪さんファンになれる、そういう魅力に溢れた一冊です。とにかく読んで。
そして、作者さんによるあとがき延長戦もあるので、こういうのが好きな方は読んだ後にぜひ。僕はこういう作者という揺るぎない高所から拳が振り下ろされる感じ大好きです。ネタバレとかそういう次元じゃないので、そこだけお気をつけを。
・光芒のロストレボリューション / mono-lib
ノベルはノベルでまとめてたけど、もうそういうの気にしないで良いかなって感じでノベルも混ぜて紹介していきます。*1
非常に強い芯を持ちながらも、より輝く光の存在という現実によって過去に取り残されてしまった三ノ輪ヒカリさんが、そこから再び輝く決意と小さな革命を起こすお話です。『太陽がいっぱい』と同じく、三ノ輪ヒカリさんのアイドルとしての特殊性、その特殊性ゆえに生まれた苦悩が丁寧に描かれています。
アニメにおいて三ノ輪さんが出た時も、どこか掴みどころのないミステリアスなキャラクターという印象もありましたが、作品の中でも「いったい三ノ輪さんは何を考えているんだ/何をやるんだ」とミステリアスでワクワクする魅力的な存在として見事に表現されています。
一人称視点の地の文は、良い意味での淡々としたテンポの良さがあり、情景の想像もしやすくスルスルと読み進められます。アイカツ!の二次創作には、小説というだけで敬遠するには勿体なさすぎる作品がたくさんあるので、まずサンプルを読んで、心惹かれるものを感じ取っていただきたいなと思います。
○ぽわぽわプリリン
・ゆうやけの日、知らない私の歩いたこの道が好き / みてゆよ・・・
とんでもない破壊力を持ったぽわプリ本です。以前にも同じ方の『おやすみの日、おふとんの中で聴くラジオが好き』を紹介しましたが、この方のぽわプリは本当にすごいとしか言いようがないです。毎回泣かされます。
「もしもおとめたちが普通の女の子でいたとしても、ぽわぽわプリリンはぽわぽわプリリンなのか」というテーマで描かれた、アイドルにならず普通の女子高生として過ごすぽわプリ3人のお話です。"アイドルである"という要素を切り捨てて考えたとき、ぽわプリという関係性はどうなるのか、というものが見事に描かれています。
『おやすみの日~』と同じく、読後にタイトルの意味がわかる仕組みになっている点も非常に面白いです。
特に関係ないけど、僕が好きすぎるって理由だけで同じ方の別ツイート載せます。
おとめちゃんとしおんちゃん良さ pic.twitter.com/1KiswNW52B
— もくはち (@moku_hachi) 2016年2月22日
・おとめ流写真のススメ / なんかいいヤーツ
おとめ流写真のススメ - なんかいいヤーツのなんかいいやつ - BOOTH(同人誌通販・ダウンロード)
霧矢あおいさんからデジカメを貰ったおとめちゃんが写真にハマりつつ、ぽわプリでお出かけするお話です。ゆる~く楽しい感じの、ぽわプリの関係性や空気感が描かれています。
この作品内でもそうなんですが、写真にハマると言っても撮影技術やカメラの性能ではなく、「仲間のアイドルを撮影すること」自体に熱中する感じが実にアイカツ!の子たちらしくて、とても良いなと思ってます。
・にじいろのおとめたち(ver 0.7.0) / グッピーレインボー
今回の新刊ではありませんが、今回でようやく読めたシリーズです。紹介にある通り、『おとめとさくらが対決ライブしてしおんがヤキモキする』お話です。
ぽわプリ3人の「おとめとさくらはスターライトクイーン」、「さくらは学年が一つ下」という何とも微妙で絶妙なズレを掘り下げつつ、「それでもぽわプリは対等な関係なんだ」という姿を見事に描いています。ぽわプリの関係性、本当に良いですね……
・8つめのガトーショコラ / 炭酸スカート
まだ背景とか書き加えしていきたいけどとりあえずサンプル。どうにか芸カ9まで間に合うよう頑張ってます……京都には確実に持っていくよ! pic.twitter.com/uGpQbuyAYA
— ゆいいつむにむに (@yui_tmnimni) 2016年1月14日
ぽわプリというよりはしおんちゃんメインのお話ですが、内容としても、ぽわプリは切っても切り離せない存在なのでこちらで紹介。
しおんちゃんが初めてのプレミアムドレスを貰うところから話は始まります。先程も話に出した「おとめとさくらはスターライトクイーン」という要素に関係してきます。しおんちゃんも女優としての活躍を当然しているわけですが、「アイドル」という土俵で考えた時に、どうしても生まれる他の2人との差異。
その上で見つける、神谷しおんの"アイドルとしての顔"、そして「ぽわぽわプリリン」という存在の意味、これ、これです。
ここ何冊かの文章書いてて改めて気付いたけど、僕ぽわプリのことメッチャ好きだわ。
○その他スターライト学園関係
・毒リンゴのアップルパイ / 炭酸スカート
今朝脱稿しました。あらためて「毒リンゴのアップルパイ」よろしくお願いします。
— ゆいいつむにむに (@yui_tmnimni) 2015年9月30日
女の子らしい、好きなひとに対するやきもちとか、心配しすぎてしまう気持ちとか、ひとりで考えて考えてこじらせる、でも諦められない。そういうはなしです。(たぶん) pic.twitter.com/K2ataSiots
新刊じゃないですし、作者連続しちゃってますけど気にしない。紫吹蘭さんへの秘めた思いを抱いているユリカ様のお話です。淡い思いを隠している切ないユリカ様良い……実に良い……一ノ瀬かえでさんも絡んでくるのも素敵です。
『8つめのガトーショコラ』と同じく(発行順序としてはこちらが先ですが)、お菓子名を含んだタイトルが話の軸に絡んでいる点もセンス良いなと。とある曲の歌詞になぞらえつつのラスト付近は読んでいて鳥肌が立ちました。
・すきすきユリカ様 / Plum Wine
芸カで出す本の表紙描けた!!(遅い)
— チョーヤ (@PinkTelephone) 2016年2月11日
ユリカ様のことが好きすぎる蘭ちゃんとかえでちゃんの本です
蘭ユリもかえユリも選べなかったので3人でいちゃいちゃさせるという画期的な方法でこの問題を克服いたしました
スペース「ル13」です pic.twitter.com/Bn2HGvVdLr
みんな~!平和な蘭ユリかえだよ~!!!!
紹介通りの、ユリカ様のことを好きすぎる紫吹蘭さんと一ノ瀬かえでさんが、ユリカ様にどのブランドの服を着せるかであーだこーだ言いながら可愛くて可愛い話です。とにかく3人が可愛くて可愛いです。あと可愛いです。それ以上の説明は不要です。
・girlfriend / Y.N.F.C
神崎美月さんと紫吹蘭さんです。蘭みづです。良い組み合わせですね。
2人ともメッチャ10代の女の子~~~!!!!って感じの描かれ方です。ギャップというか何というか、とにかくそんな感じで最高です。2人がひたすらに可愛いです。さっきから可愛いしか言ってねえな。
・DIAMOND HAPPINESS / Luv-leopard
コミケ新刊のノベルをようやく読んだから紹介するヤツです。
一ノ瀬かえでさん視点で36~37話、つまり紫吹蘭さんのTriStar脱退からソレイユ加入への過程に関する作品です。本編の補完というか、「こういう流れがあったら良いな」という世界が見事に描かれています。
作品タイトルにもある通りで、アニメではソレイユの代表曲となっているダイヤモンドハッピーですが、「元々はかえでちゃんの持ち歌だった」という要素を作中で非常に上手く生かしています。ラスト付近は涙を流しつつ鳥肌立ちつつという非常に忙しい感じで読んでしまいました。
『本当に一ノ瀬かえでが好きな人向けです』という紹介がありますが、それ以外の方も一ノ瀬かえでさんのことが好きになるだけの力がある一冊です。
○ドリームアカデミー関係
・蓮の花と姫金魚と / ライ麦畑を捕まえる仕事
きいちゃんに叶わない想いを寄せる風沢そらさんのお話です。ドリアカ一冊目から紹介するもの重いな?叶わないと言いつつ、風沢さんは風沢さんなので(伝わる)、やること(隠語)はやります。すごい。絵での表現力も相まって、話の続きがとても読みたくなる一冊です。
・そらちゃんのおへそ / SEAFOOD軍団
芸カのお品書きです よろしくお願いします~ pic.twitter.com/UW9C4S9XYN
— 海鮮丼 (@UMInoST) 2016年2月12日
姫里マリアさんが、風沢さんのおへそを可愛いとして、眺めたり触ったり舐めたりしているうちに魅力がセイラちゃんとそらちゃんにも感染するお話です。僕はさっきから風沢さんを何だと思ってるんだって流れになってますね。
この記事だけで何度目だっていう語彙のない表現をしますが、とにかく可愛いんです。可愛いとしか言いようのない、最高の一冊です。
・メイビーロッキンガールズ! / エキスパンダー溶接
ユリカ様と音城セイラさんと服部ユウちゃんが「ロックを感じさせるアイドル」っぽいということでオファーを受けるお話です。アニメ作中では全く存在しない組み合わせ、まさに二次創作!っぽさがあって非常に良いですね。個性尖りまくりの3人が噛み合ってるんだか噛み合ってないんだかという状態で暴走する感じがとても面白いです。
ユウちゃんも他2人に負けないくらい尖ってる部分あるな……と改めて感じさせられた一冊でした。
今回は以上です。芸カ新刊のあかりジェネレーション分とか、冬コミ分含むノベルの紹介とか書き終えないうちに次のオンリーイベント突入しそうな気が激しくしてきましたが、何とかポツポツと紹介なんだか感想なんだかわからんものを書いていけたらな……と思ってます。頑張ります。
*1:そう言いつつノベルはノベルでカッチリまとめた記事も書こうと思ってます