いやー……伸びたね……(挨拶)
いくらか拡散されることは織り込んでいたけど、ここまでの規模になるとは正直なところ思ってなかった。
攻撃的な発言をしてしまったし、あまり長引かせたいような話題でもないので、色々とキッチリと書いた上で幕引きとしたい。
僕はメンタルがそんな弱いわけではないし、肯定にしろ否定にしろ反応を貰うことは嬉しいので、リプライや記事へのコメント等の明確な反応以外にも、リツイート後の発言とか諸々も、全部は流石に無理だったけどある程度は見させていただきました。その辺に関してもいくつか取り上げたい。
前回の記事に対しても「何の話してんのかわからねえ」とかがあり、確かに。という面があるので、一つまとめを紹介しておきます。かなり良くまとめられており、こういう情報整理のできる方はすごいなあと思います。
全体的な話
まず最初にいくつか謝りたい。
第一に、攻撃的な表現に逃げてしまったことに対して全面的に謝りたい。
このめうの件に関して、前々から腹に据えかねていた部分があり、このことについて問題提起……というと大仰だけども、一石を投じたいと思っていた。どういう面を問題と感じていたかは後述する。
もっと論理的だったり、冷静な立場から話を展開すれば良かったんだけど、注目度を上げるために、何らかのフックを作る方法として攻撃的な表現という安易な手段に出てしまったことは、完全に僕の表現力の至らなさによるものだ。
「制作側の気持ち考えろ」なんて言いながら、読み手の気持ちを無用に煽るような表現を用いるなど、実にしょうもないことだと思う。
だけども、注目度を上げるためだけに、「煽ったろw煽ったろw」みたいな気持ちであんな表現になったわけではないことだけは言っておく。あの記事で発露された僕の思いは本当に正直な話なんだ。僕が泣き喚くことでこの流れが止まるのならばいくらでも泣き喚くだろう。それくらい僕にとって、ひなビタ♪というものは大きい。
第二に、いかにメタ的な発言を入れていたとは言え、「制作側の気持ち」という制作側にしか定義できないものを武器として用いてしまったことに対して、制作側の方々に対して謝りたい。
「社畜設定から知った人が果たしてひなビタ♪に対してポジティブに触れてくれるだろうか」というようなことは考えているんだけど、じゃあ僕の記事を読んだ人が、ひなビタ♪に対して正の感情を受け取るかといったらそうではないだろう。
「なんか面倒臭そうなオタクが騒いでるよ……近寄らんとこ……」と思われてしまっては、結局はひなビタ♪という作品に対してマイナスでしかない。そういう面でも、自らの正義感だけで突っ走り、最も大切にしたい存在を自ら傷つけてしまう危険をおかしていることは愚かだったと思う。
第三に、あまりにも書き散らしたことで、「じゃあひなビタ♪ってどんな作品なんだよ」ということへの動線を記事内で明示的に示せていなかったという余裕のなさに関しても申し訳なさがある。
実際のところwebで見たら横カラムにカテゴリがあって、そこから「ひなビタ♪」カテゴリを見ればいくつも記事を書いていることはわかるんだけど、そのことを記事内では触れていないし、そもそもスマホから見る人も多く、横カラムが見えない環境からアクセスしている人も多いわけで、ひなビタ♪を良き方向で広げたいという意識をもっと強く持てていたら言及を忘れなかっただろう。
……とはいえ、拡散が始まった辺りで記事最下に2記事リンクを置いたし、一番下には「あわせて読みたい」を設置しているので、「そんな怒りの話書くよりはもっと魅力を伝えろよ」みたいな言及をしていた人たちには文中に書いても届かなかった気はするけど……まあ、それでも読んでいる人への親切さは足りなかったなと思う。
なんか謝りまくりだ。
前置きみたいな話はこれくらいにして、内容について何が言いたかったのか説明したい。
記事の内容についての話
僕が最も言いたかったことをまとめると、
1.その作品を知らず、愛もリスペクトもなく安易にキャラクターやコンテンツを、その作品を好きな人からしたら良い感情を抱かない方向に消費してほしくない
2.見る人が見たら嫌な感情を抱くような表現を無自覚なままに使ってほしくないし、責任を放棄しないでほしい
というようなことになります。
あの書き散らしの中から、こういった思いを、もしかしたら書いた僕よりも的確に読み取って言及してくれた方もおり、本当に感謝です。
別に僕は表現者の代表とかそんなことつもりは当然ながらサラサラないし、僕が気に食わねえからみんなこうしろ!みたいなことを言いたいわけでも、激しい啓蒙活動をしたいわけでもないから、この話は一個人の思いだということを忘れないでね。
まず、1.について、これがかなり大きいです。
言及でいくつもあったんだけど、「自分の気に食わないものは全部否定か。お前はそんなに偉いのか?」みたいなヤツ、ちょっと文章読め無さすぎでは?……いや、その辺の可読性が低い文章を書いた僕が悪いな。*1
話を戻します。先の記事でも言っていますが、僕の考えとして、別に自分の気に入らない表現を否定するつもりは全く無いです。
僕は作品やキャラクターを"知らない人"が安易に踏み荒らしてくることが嫌なだけです。別に僕が好きではない表現であろうとも、それが作品を知っている人による、「自分はこういう世界を描きたくなった」というものならば、それを否定することはないです。単に「僕とは合わなかったね。でもそれが好きな人はいるだろうし、それぞれ自分な好きな方法で楽しみましょう」で話は終わって、干渉し合わなきゃ誰も損しませんので。
仮に社畜めう設定が、ひなビタ♪好きな人が自らの表現したい二次創作として各キャラが会社勤めしている設定で、なぜかめうがブラック企業に務めているって設定なら、まだわかるんですよ。もちろんそれを僕が肯定するか否定するかとかは議論として関係なしね。*2
まあ、何にせよそれがその人の描きたい世界として生み出されたものなら良いと思うのよ。
で、じゃあ実際がどうかというと、どう読んでも作品を知らない人が安易に使ってる例がメッッッッッッチャ多いのね。
最初に貼ったtogetterにもあるけど、最初に「芽兎めうに焼きごてを~」のスレにいた人たちはひなビタ♪を知ってるはずなのね。音ゲー板のスレだし。それを最初に書いてる人たちが愛を持って自らの性的嗜好を発露させたのか、愛の無い嗜虐性なのかは知る由もないけど。だからこれも、まだ作品を知っているという部分で一定の理解は自分の中でできるんです。
僕は気持ち悪い人間だから、社畜めうネタを書いてる人たちのTwilogを「ひなビタ」とか「ひなびた」とか「日向美」とかで検索するのね。もちろんひなビタ♪の話なんて出てこなかったよ。
そうだよな。語尾に「めう」って2文字付けるだけで簡単に作れるもんな。作品を知る必要とかないもんな……
流れで言及できそうなので、これも多かった反応で、
「どんな扱われ方だろうと作品の知名度が上がるんだから良いだろ」みたいなものがあったんですけど、これ言った方々は他の反応ちゃんと確認してます?
「めうって元ネタあったんだ」「ちゃんと元のキャラクターあったんだ」こういう反応も非常に多いんですよ。
……で、何の知名度が上がるって?
また煽るのは良くないね。ついでの部分として考えると、じゃあ社畜めうからひなビタ♪を知った人がポジティブにひなビタ♪にお金落としてくれたり、良きファンになるかというと、難しいんじゃないですかね……と思います。
まあ、これに関しては散々感情を発露させた人間が言っても「お前の文を読んでポジティブなファンも生まれねえよ」ってなるだけなので、これくらいにとどめます。
こういう話をしてしまった以上、これからの自分は発言がしにくいだろうなって思いますw
なにせ、自分が詳しくないようなものを安易に使ったら即座にブーメランですからね。でも、それくらいの意識というか考慮がないと良くないんじゃないかな……というのが簡単に発信のできるSNS時代では大事な気もね。
これが2.の方にもつながってきまして、安易な発言でも容易にできるのがSNSでの現状かなと。
特に今回のものとか、後ろに「めう」って付けるだけでテンプレに乗っかれるからね。なんとなく自分も面白いこと言ってる気分に簡単になれるからね。
たぶん1.の論調だと、「最初に社畜設定で盛り上がっていた人たちはひなビタ♪を知っている人間だったけど、それが広がっていって、ひなビタ♪知らない人も使うようになったんだろ。ガタガタ言うな」みたいなことを言われると思うんだけど、僕はそれが嫌だって思ってるのよ。
社畜めうに関しては、正直ここ数年のブラック企業批判とかも絡まって生まれたというか拡大していった感じもあるのでスパっと問題を切ることはできないと思うんだけど、「その社畜ネタ、語尾に知らないキャラクターの口調付けずに普通に言っても良かったんじゃないですか?」みたいな部分が。
社畜めうネタを明確に嫌がっている人も一定数いることが今回の件で実感できましたが、そういう危険をはらんでいる要素のある表現を無自覚にバシバシ使える人とはあまり関わりたくないです。
そしてSNSは完全な匿名でなく、アカウントという紐付けがあるので、仮に間違いを犯しても後から謝ることも可能です。もちろん後で謝りゃ何しても良いって態度も間違いだけど、ロールバックが可能な場所でもそういう振り返りをせず、「細かいことにガタガタ言うなよ。お前みたいなヤツが作品の盛り上がりを邪魔するんだ」みたいなことを言われると、うーん……ってね。
というか、もっとシンプルに言うと自分の好きな作品を、それを全く知らない人がネガティブな方向でオモチャにしてる状況って普通に嫌じゃないですか?うん、嫌じゃないってのなら僕とは考えが違うわけだし、どこまでこの話をしても摩擦が生じると思う。
結局この問題はどの作品でも起こりうるし、誰もが殴る側にも殴られる側にもなりうることだと思っているんですけど、それでもこういう部分に敏感にならないってのなら僕とは住む世界が違うんだと思う。
ちょっと脇道に逸れて気持ち悪いオタクの話をすると、後ろに「めう」って付けるだけでめうだって思ってるの?みたいな部分もあります。めう語がかなり豊富にあること知ってる?みたいな。
話を戻します。
僕の主題はこんな感じです。
見る人が見たらの「見る人」に制作側も含まれると考えて貰えれば、記事の内容についての言及は済むかなと。
リアクション等への返答
こういう議論というか言葉の殴り合いになったときの大原則として、相手と同じ次元で返答したら同じ位置で殴り合いになるだけで、永久に終わらない。ということを意識してまして、より高い次元、要は抽象度を上げたり俯瞰的な部分から話したいんです。という意味では、ここまでの話でほぼ完結しているとは思うんだけど、今回に関しては自分がクッッソ低い次元で喚いちゃってたので、その辺の反省も含めて返答を色々とします。
そんな低い次元の僕の話に対して、ちゃんと高い次元から殴ってくれた方もたくさんいて、本当に感謝しています。
僕は自分に対して肯定的な意見しか受け入れないような傲慢なことはしませんし、肯定、否定意見もろもろちゃんと読ませていただきました。的はずれな話はスルーしてます。
>グロやリョナを一方的に否定するな
>こういうヤツが二次創作活動などの邪魔をする
こういう誤読をさせてしまってしまい申し訳ないです。
既に述べた通り、それが「その人の表現したい世界なんだな」と思えるものであれば表現に関して否定や制限をする気は全く無いです。
>元の発言を拡大解釈しすぎ
センター試験の国語みたいに答えが一つ!ってわけではないものを自分の都合のいいように使ったことは申し訳ない。だけども、キャラクター誕生に近い立場にいる人たちが、この扱いにポジティブな印象は持ちにくいと僕は思います。
>社畜めうはもう芽兎めうとは別物と考えたほうがいい
そういう思考の切り分けも一つかも知れないな、と思いました。ただ、そこまで僕は器用ではなかったのと、まだまだこれから伸びていってほしい「ひなビタ♪」という作品が間違った形で伝わることが耐えられませんでした。正直、元ネタ知らない率を考えると、別物と考えて視界からシャットアウトして鎮火待つのもあるかもね。まあ、たぶん耐えられないけどね。
>面白いと思ってやってる人もいるんだからネタにマジレスするな
ハハッ!!
>もっと変な拡散をされないようや表現や定義付けを行ったほうがいい
これを本当に実感しました。煽るなら煽るで、この記事に書いているようなことを事前に用意しておいた方がいいですね。いくら頭のなかにあっても、こういうのを後から出すと「後出しジャンケンなら何でも言える」と解釈されかねないですし。
はてなユーザー層が一番実感できるコメントでメチャクチャ面白かったです。
>書いている人から愛を感じない
冷静さを欠いてそういう表現になってしまったことは本当に申し訳ないです。もし、よろしければ、「ひなビタ♪」カテゴリに入ってる他の記事も読んで判断していただきたい。それでも愛を感じられなかったらもっと精進いたします。
>ひなビタ♪についてちゃんと知りたい
「ひなビタ♪」カテゴリ入っている他の(ry
>こち亀
ブログ名に対するこれ以上ない的確な言及
ひとまずこのくらいで記事を終わりにします。
仕事の休憩中や電車内で考えてたことを言語化したので、書き漏れとかもあるかもしれないので、ここまで後出しジャンケン記事作ってるんだから思い出したらじゃんじゃん後出しジャンケンします。