思いのままにペンでスラスラ

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iPhoneのCOCOAアプリ不具合がありつつも「COVID-19にさらされた可能性があります」通知によってPCR検査を受けられた話



 

何でもありの雑記ブログにしても内容が自由すぎる(挨拶)。

 

タイトルの通りです。新型コロナウイルス接触確認アプリ(COCOA) を入れていたことで、新型コロナウイルス陽性登録者との接触通知が来ました。ですが現在(本記事執筆2020年9月5日時点)で、COCOAアプリ上では「陽性者との接触は確認されませんでした」と表示されてしまう不具合が存在するようです(下記サイトが参考になります)。

COCOAで接触の通知があったけど、アプリ上で接触が確認できない時の対処法について、ご説明します | CLINIC FOR

 

まさにこの不具合を受けましたが、同様の状態になっているブログをたまたま過去に見ていたことで冷静に対処できました。その点でとても助かったので、僕も同じ状況で困っている方の手助けや、「こういう可能性がある」を多くの方にお伝えするサポートができればと思い、この記事を書くことにしました。

 

自分自身の検査結果がどうだという話を引っ張るつもりもないので、起こったことの結論は先に書いておきます。
COCOAアプリ上で不具合があっても「一致したキーの数」が1以上のログがあることを伝えれば公費でのPCR検査は受けられる
・問い合わせてからPCR検査を実際受けられるまで、僕のケースでは非常にスムーズでした
・僕の検査結果は陰性でした
・僕は元気です。発熱も味覚・嗅覚異常も咳も鼻水など諸症状も無いです。

 

では、以下内容です。

 

 

はじめに

予め断っておきますが、この記事は「COCOAから通知が来た以降、自分がどう動いたか」を書き残しておくことで、アプリ不具合あっても冷静に対応できるよ。を伝えるためのものであり、現在の検査体制をどうすべきかとか、新型コロナ対策をどうすべきだとか、そういう話を論じるつもりは一切ありません

 

(追記)
Twitterでフォローしてくれている方々に近況報告と、「こういう状況が起こるよ」って伝えるくらいの気持ちで書いた記事でしたが、既に想定以上の方々に読んでいただけているようで驚いています。反応もちょいちょい確認していますが、「同様の通知は来たが無症状だと検査対象外だった」と仰っている方も居ましたので、あくまでこの記事は僕の居住地域で、僕が通知を受けたタイミングでの対応はこうだった。という話だとご承知おきいただければと思います。
(追記終わり)

 

できる限り「何が起こったか」「何をしたか」を箇条書きで記載します。一部感想やどうしても主観的な内容が入る部分は箇条書きでない形で、極力それとわかるよう書く意識をしています。前書きはこのくらいにして、以下時系列に沿って書いていきます。

 

 

1.起き抜けに通知を見る(2020/09/04 8時ごろ)

・起き抜けにiPhoneに表示される通知に「COVID-19にさらされた可能性があります」の通知があった(画像1つめ)*1
・しかしCOCOAアプリを開くと「陽性者との接触は確認されませんでした」の表示(画像2つめ。記事書いてる今もこの表示のまま)
・設定アプリないの接触通知から「一致するキー」が1になっているログを見つけ、通知が誤りでないことを確信(画像3つめ)

 

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TwitterのRTで流れてきたこちらのブログを見ていたことで、「あっ、これ不具合だな」という発想を持って冷静にログ確認を速やかに行うことができました。こういう記事はとっても助かる。

evil07.hatenablog.com

iPhoneの場合、iOS13.7だと設定>接触通知>接触のログ記録の状況>接触チェックの記録 以下にログ一覧があり、一つ一つ詳細を開いた先に画像3つめの表示が出てきます。ここで、「一致したキーの数」が0なら陽性登録者が存在しない。1以上ならありということになります。

 

 

2.電話窓口が開くまでにやることを済ませる(2020/09/04 8時台)

・今後の相談窓口を調べる。電話の受付が9時からと知り、他のことを済ませておくと決める
・上司に「たぶんPCR受けることになります」の一報を入れる
・検温したり朝食を摂る。平熱であることと、味もわかることに一定の安心を得る。

 

新型コロナウイルス感染症にかかる相談窓口について 東京都福祉保健局

都内在住のため、東京都の新型コロナ受診相談窓口 (帰国者・接触者電話相談センター)を調べる。

自分の住んでいる地域は9時受付開始だったため、ひとまず心を落ち着かせるためにも朝食を摂る。味がわかったのが何とも心に落ち着きを与えてくれた。

 

 

3.保健所窓口に電話(2020/09/04 9時台)

・電話にて、COCOAアプリからの接触通知がきたことを告げる
・アプリの不具合は認知されていたので、一致キーが存在するなら通知ありの扱いであることが確認できる
・その後の折返し電話にて、現在の体調について質問を受ける
・体調に異常がない場合、PCR検査を受けるかは任意で構わないがどうするかを聞かれる。受診を希望する
・家から近い検査場候補を伝えられ、最寄りの病院を選択
・病院で実際にいつPCR検査を受けるかは、病院に自分で連絡して予約する必要がある
・手続き番号が伝えられ、これを病院予約時に言うことでPCR検査にかかる費用は公費で賄われることも教えられる

 

9時すぎに居住地域の保健所へ電話。3回ほど通話中状態で繋がらなかったが、4回めで繋がる(かけ始めてから3分くらいで繋がった)。アプリ不具合も把握されているようで、話は非常にスムーズでした。折り返しの電話で今後についての詳細をお伝えするとのことで一旦終話。

20分ほど後で保健所からの折り返し電話がくる。体調や同居家族の有無の確認があった上で、PCR検査を希望するかどうかを聞かれた。以降は上に箇条書きした通り。

ここまでの電話2本ともですが、「必要になるまでは過剰に個人に関する情報を聞いてこない」姿勢を感じました。最初の電話時点では「電話している窓口地域に住んでいますか?」という確認と、折り返し先の電話番号、氏名のみ聞かれましたし、検査場の候補についても、住所の番地までは聞かれず番地以前の粒度で大丈夫でした。

 

 

4.PCR検査の予約(2020/09/04 10時台)

・先ほど紹介された病院へ電話し、COCOA通知によるPCR検査を受けたいと告げる
・住所氏名等の必要な情報を伝えるとともに、検査をいつ受けたいか聞かれる
・可能な限り早いうちが良いと伝えると、可能な時間を確認して折り返すと言われ一度終話
・10分ほどで折り返しが来て、当日15時すぎに可能と言われたのでその時間でお願いする
・必要な持ち物、病院へは公共交通機関を使わず来てほしいことや、院内には入らず玄関にいる受付に検査で来たことを告げてほしいことを伝えられ終話

 

ここも非常にスムーズでした。保険証の持参*2や、絶対にマスクして来いよ!など持ち物に関する注意事項を告げられた上で、予約完了。

 

 

5.PCR検査の実施(2020/09/04 15時台)

・病院へ徒歩で向かう。暑い
・手指消毒の上で検査用テントに入る
・検温とパルスオキシメーターでの計測を受ける。37℃になってたのは完全に歩いてきたせいです
PCR検査を受ける。痛い
・検査結果が出るまでは感染していることを前提とした生活をしてほしいと告げられる
・病院に着いてから検査完了まで、10分もかからなかった
・検査結果は翌日18時頃に連絡すると伝えられた

 

書くことに若干の茶化しが混ざり始めましたが……そうでもしないと心を保てないくらいには、PCR検査はウワサ通りに痛かったです!!
電話予約の段階で、唾液PCRではなく鼻の奥に綿棒突っ込む検査だと告げられていたので覚悟していましたが、検査のイメージ画像本当に何も誇張してなかったんだ……って思いました。鼻の穴が喉に繋がっていることを初めて実感しました。これ以上入らなくない?と思ったピリオドの向こう側の向こう側くらいまでいく。反射的に涙が出ました。いや、私が弱いだけなのかもしれませんが……

冗談はさておき、着いてからの処理もすごくスムーズでした。検温なり保険証の提示をしたりの時間もあったから全体で10分ほどですが、鼻に綿棒突っ込まれての検体採取自体は体感で1分くらいだったのではという感じです。非常にシステマチックな最適化がされているなと感じました。

 

 

 

6.検査結果の連絡まで(~2020/09/05 19時)

・検査後は食料の買い物だけササっと済ませて家にこもる
ハッシュ値から接触日の推定可能なサイトがあると知り、確認したら誰かと長時間近距離に居たり、密閉空間に居たような日ではなかった
・19時すぎに電話があり、陰性であったことが告げられた

 

非公式ではあるものの、「一致したキーの数」で確認できるハッシュの値から接触日を確認できるサイトがあるとのこと。

Search for Hash keys (CACAO Test)

そこから推定される日付を見ると普通に在宅勤務して昼間にちょっと買い物したくらいしか外出していない日でした。
直近2週間で言うと、銭湯に行った日や若干狭くて近くでワイワイ食べてるサラリーマンと居合わせたカレー屋さんに行った日が若干の不安要素だったんですが、 そういう日のログじゃなかったことも安心要素になりました。

18時ごろからずっとソワソワしていましたが、19時すぎにようやく着電。電話が繋がらい人がいたりして、時間がかかってしまったことを冒頭で謝られた。そして陰性であることが告げられ、体調に変化が無いかの確認。そして検査以外の部分でかかる費用を最後に伝えられたことで若干のダメージを受けつつ通話終わり。

 

 

まとめ

とにかく今回感じたのは、やはり必要な知識や情報があると何かが起きても冷静で居やすいなということです。有事の際にどう行動すれば良いのかや、それを気付くためのアプリの備え、そして今回に関しては不具合などの最新情報も絡んできましたが……

ハッシュ値からも日付が逆引きできるということは僕も今回初めて知り、これを最初から知っていたら「この2週間で人混みや店内でご飯食べたのいつだ…?」と余計な回想で不安になることも無かったなと思っています。

また、今回の自分のケースが全てではないと思いますが、最初に連絡を入れてから実際にPCR検査を受けるまで約6時間という、非常にスムーズな対応をしていだけました。こういった体制を整えてもらえている事実は、「何かが起こったときでも安心」と感じられ、従事されている全ての方に感謝しています。

 

最後に伝えたいことと、それらのリンクを改めて貼っておきます。

・まずはみんなCOCOA入れておこう

新型コロナウイルス接触確認アプリ(COCOA) COVID-19 Contact-Confirming Application|厚生労働省

メアドや電話番号など一切使わないしGPSも利用しません。Bluetoothを常時オンにする程度でバッテリー消費は体感できるほど増えていないというのが実感です。
不具合がどうのこうのって記事で、「本当にアプリ大丈夫なの?」って不安にさせてしまう面もあったかもしれませんが、「接触ログの仕組み自体はGoogleAppleが作った仕様で、日本でその機能を承認してオンにするのにCOCOAが必要」くらいの感じで、大本の機能はちゃんとしているはずです。

 

・自分の住んでいる地域でどこに連絡すれば良いのか調べておこう

・アプリに不具合が存在する場合もあるので、スマホの設定アプリ内でログ確認できる場所も把握しておこう

COCOAで接触の通知があったけど、アプリ上で接触が確認できない時の対処法について、ご説明します | CLINIC FOR

 

ハッシュ値からログの日付を引くこともできる

Search for Hash keys (CACAO Test)

 

・新しい生活様式や予防を続けるの大変だけどこれからもやっていこうな!

新型コロナウイルス感染症まとめ - Yahoo! JAPAN

正直な話、別に気が緩んだというわけではないものの、だんだんと今の状況に飽きてきたな……という気持ちが微妙に湧いてきたタイミングだったので、今回の接触通知で改めて気が引き締まった面がありました。

通知が来てからは「自分が感染していて、他の人にうつしてしまうかもしれない」という考え方に実感を伴いましたし、この考え方って重要だな……とこれも改めて感じました。

 

 

以上です。お読みいただきありがとうございました。

*1:後の画像にもありますが、タイムスタンプが4時ごろなのでおそらく通知自体はそのタイミングでプッシュされていて通知が「3時間前」になってます

*2:公費で賄われる対象はあくまでPCR検査にかかる部分だけで、初診料などはかかるとのこと