思いのままにペンでスラスラ

自分の好きなものについて好き勝手に書いたりレビューしたりします。

芸カ9アイカツ!同人誌で個人的印象に残ったものをまとめる その1



 

芸カお疲れ様でした(挨拶)

 

ということで、(会場を駆け巡りまくる買い手として)芸カ9に参加してきました。芸カが何かって言ったら、アイカツ!オンリーイベント『芸能人はカードが命』のことです。SEOを意識した発言)

 

oba-q-honpo.net

 

 

今年頭に2015年のものをまとめる感じで好き勝手に書きましたが、結論としてそんなに溜め込んでいたら書くのに時間がかかるからイベントごとに書いたるわ!!ってなったんですが、今回の芸カで「感想書きたい!!!」と思ってピックアップした冊数が先の2記事合計と同じかそれより多い状態になってます……もう前編後編で終わる気がしないのでナンバリングにしました。

 

 (以前の記事はこちら)

 

共通タグとしてアイカツ!二次創作タグを付けるので、ここから辿れるようにします。前回と同じく、アイカツ!同人誌を全て紹介するものではなく、個人的に印象的なものをまとめているものですし、本当は書きたいけど手に入れられず泣く泣く書けない状態であるものも多いです。

あと、芸カ9新刊じゃないけど今回で読むことができた作品や、前回記事を書く時点でまだ読み切れていなかった作品(主にノベル系)もサラッと紹介に混ぜ込んでいきます。もうタイトルに偽りありな気がする。気にしないで。

 

相変わらず順不同の紹介ですが、ある程度のざっくりしたカテゴリには分けていきます。その1は主にソレイユ主軸作品です。

 

長い前置き終わり。紹介に入ります!

 

 

 

 ○ひとまずの一冊

 

・if rain / Yuzuhoge.

 

今回の芸カで一番の衝撃を与えられた作品かもしれません。何かといいますと、前日までサイトや各種SNSアカウント等の情報が一切なかった方で、突如現れたアカウントでの紹介が↑のものです。告知ツイートを見た瞬間、「Twitterひたすら見続けるオタクで良かった~~~~!!!!」と叫ぶしかなかったです。

そんな話は置いといて……作品の発想とインパクトは『あおいちゃんが71話での山ごもりを雨でできなかった世界線』という紹介文と画像から伝わると思います。ifの世界から紡ぎ出される霧矢あおいさんのお話。いちあお話です。

良い意味での人間くささというか、悩みや苦しみを抱える等身大の人間っぽさも霧矢あおいさんの魅力の一つだと思っているのですが、そんな霧矢あおいさんの姿と、そこに手が差し伸ばされる展開は、実に素晴らしいものでありました……

霧矢あおいさんの流す涙は世界一美しい。改めてそう思わせていただけた一冊。

 

 

 

○ソレイユ全体

特定の二人に大きく偏ることなく、ソレイユ3人が話の軸になっている作品というくらいのくくり方です。

 

・西から登る / unigraf

 

やっぱりソレイユって重婚なんだよな……

高校3年生の冬頃のソレイユ3人が描かれています。画像からもわかる通りの手描き感溢れる画風も相まって、非常に落ち着きのある雰囲気で、それでいて熱さと甘さに満ちています。完全に僕のイメージだし、感覚的な話で全く伝わらないと思うんだけど、雪が降ってとても静かな日に、外の景色を眺めつつコーヒーを飲みながら読みたい、そんな一冊です。

 

 

・exotica / けむりとほこり

 

 

これまたソレイユのすごい一冊です。まず表紙の背景書き込みの時点ですごい。自身のの香港旅行経験を交えつつ、氏の作品が持つ独特の雰囲気を閉じ込めたソレイユ香港旅行記。相変わらず紫吹蘭さんがかわいい。ちゃんと日ごとにお洋服の変わる3人も必見です……というか考えるの大変そうだ……

 

 

・ぴーかん町 / おれんじぱい

 

ソレイユが東伏見を散歩する本がある。その時点でもう凄くないですか?この方のソレイユお散歩シリーズも毎回、独特の柔らかい空気感で、仲良しグループ3人組という等身大の女の子という感じのソレイユが描かれます。僕自身、東伏見に行ったことはないですが、行った気持ちになるような、リアル感を伴った描き方が本当に素敵です。

個人的には、紫吹蘭さんが味の評価として「やさしい味がする」と津田さん*1みたいなことを言い出した部分でゲラゲラ笑ってしまいました。

 

 

・Mariage du Soleil / 雪花屋

 

やっぱりソレイユって重婚なんだよな……(2回目)

もうひたすらに可愛い!わずか8ページの中で幾度となく殴られたかのような衝撃を受けます。霧矢あおいさんがデート相手の好きなブランドの下着を着る!霧矢あおいさんがフューチャリングガールの光る下着を着る!霧矢あおいさんはネコ!伝わる人にはこれで全てが伝わると思います。最高です。

 

 

・ふゆのそれいゆ / 粥玉

 

「ソレイユがマックスコーヒーを飲む」というだけで千葉県民的にはたまりません。サンプルを芸カに向かう電車内で見たことで一気に心惹かれたという、やはり同人誌は一期一会……と強く感じました。↑のpixivサンプルでいうと、2,3ページ目にあるお話も紫吹蘭さんが非常に可愛らしく、紫吹愛~~~!!!!となりました。

 

 

○空白の一年間

この区分名で良いのか?という疑問はありつつ、まあこれが一番よく伝わるよね!50話と51話の間にある、星宮いちごさんが日本にいない1年間、その期間における霧矢あおいさんと紫吹蘭さんの関係性については今なお様々な解釈、作品が存在するわけです。ベーシック(?)なところは、その期間における蘭あお話だと思いますが、今回ピックアップしたのは割とその期間を前提とした蘭あおに留まらない感じになりました。

 

 

・あおいはわたしのことが好きだと思ってたのに。 / フレンチカンカン

 

タイトルの時点で「ズルいじゃん!!」と叫びました。サンプルページにもある「※この本は軽度の性描写と重度の百合描写を含みますのでご注意ください」も含め、ワードセンスがキレッキレです。

空白の一年期間に蘭さんと関係を持ったことでいちごさんへの対応に思い悩む霧矢あおいさん……霧矢あおいさんなんだよな……(語彙消滅)

個人的には読んでいて終始「わかる~~~!!!」となり続けてしまったので、気になった方は是非!という感じの一冊です。星宮いちごさんの性欲っぷりなんだよな……

前回記事でも紹介した、Choose me her babyシリーズと話としての繋がりはないそうですが、こちらで描かれる空白の一年間における蘭あおも最高なので読もう!な!

 

 

・ONE and TWO THIRDS / 秘話出雲大社

 

「ソレイユ重婚前提で、蘭が『いちごが渡米中の一年間にあおいと付き合っていたこと』をあおいが居ない場でいちごに伝える漫画」という説明でこちらも全てを伝えきれている感じのある、ものすごい一冊です。先に紹介した「あおいはわたしの~」と組み合わせて考えると一段とすごいことになりそうです。すごいなこのテーマ。

秘密の交際という爛れた関係からのスタートでありながら、それを平和かつ綺麗にまとめられています。でもレズ。両立できている。すごい。語彙がない。

 

 

・君の迎える全ての夜に眠れる夜の魔法をかけてあげるから / 軽トラ。

 

君の迎える全ての夜に眠れる夜の魔法をかけてあげるから(軽トラ。)の通販・購入はメロンブックス | メロンブックス

 

この区分3冊目にしてようやく蘭あおです。この作品は百合方向に吹っ切れているわけでもないですし、いちごちゃんに秘密どころかいちごちゃんもチラッと登場した上で、この期間の霧矢あおいさんを紫吹蘭さんがどう支えるか、という部分が軸です。この世界の紫吹蘭さんは朴念仁でもなくカッコ良さもあり、そして読後にはタイトルの意味もわかる、とても爽やかでソレイユはやっぱり素敵だな……と感じられる一冊です。

 

 

・蘭ちゃんがミューズになった時の妄想漫画 / ピィチ少年

 

前半に関しては前回記事でも紹介しましたが、後編が遂にアップされましたので再度紹介です。「君の迎える~」とは逆に、紫吹蘭さんが周囲に支えられ、一段と高いところで輝けるようになる作品です。霧矢あおいさんも苦悩します。

もう、多くは語りません。とにかく読んでいただきたい。読めば伝わる。最高の作品です。これがインターネットで読める。穏やかじゃなさすぎる……

 

 

○いちあお

そのまんま、星宮いちごさんと霧矢あおいさんの関係性が中心の作品。

 

・あおい水 星のさかな / 雪達磨工場

 

星宮いちごさんと霧矢あおいさんがスターライト学園卒業後、一緒に暮らしている世界。そして、霧矢あおいさんはアイドルを引退して星宮いちごさんのマネージャーとして活動している世界です。

どこまで紹介していいって部分で、説明をすごく迷っているんですが、アイドルをやめたことを納得しきれていない星宮いちごさんと、そこからのこうなってこう!!!!という感じです。

この作品も読み終わると「あおい水 星のさかな」というタイトルの意味が鮮明になりますし、鋭い方はこのタイトルから察することもできるのかな、と思いました。この組み合わせが好きな方でなくても是非、と言いたくなる、美しさのある作品です。

 

 

・アヴェク・トワ / ステラポスト

【アイカツ!】「1/24 COMIC CITY東京 アイカツ! いちあお本」イラスト/ステラポスト@芸カ9/ミ10 [pixiv]


「あおいちゃん目線の甘ずっぱいイチャイチャ本」という紹介だけでごちそうさまでしたと言いたくなってしまいます。初々しさのある霧矢あおいさんがとても可愛らしく、読んでいてひたすら悶え続けました。というか、これを書くために読み返してまた悶えてます。

 

 

・Linaria / On ざ まゆげ

 

今回手に入れたからサラッと既刊も紹介に差し込んでいくスタイルです。いちあおと同時に蘭ユリも展開します。いちあお、蘭ユリの関係を中心に、その周りのキャラクターも絡めた作品。もう、『Wake up my music』を話に絡めるの泣いちゃうしズルいから禁止にしない!?と言いたくなってしまう素敵な一冊です。禁止にしなくていい。もっと泣かせて。

 

 

○ノベル系

最初にも書いた通り、僕の読書ペースの問題で芸カ9の新刊ではなく、冬コミ頃までの作品紹介メインです。折角なのでここまでの紹介内容にあわせてソレイユ軸の作品を~という感じなのですが、ここ書くの非常に恥ずかしいやらなんやらです。(理由後述)

 

 

・ソレイユさん家のごはん事情 / ぱんだグラフ

メッチャ個人的な理由なんですが、その、二次創作活動とか、むしろアイカツ!以前から数年単位で親交のあるインターネットフレンズの作品紹介について、直接感想を言う以外の方法でこうして感想書くの何かむず痒くない?……というヘタレた理由で前回の記事には入れてなかったんです……ごめんね。

 

そんなどうでもいい話はさておき、内容のお話です。とにかく重婚状態のソレイユさん3人が美味いもの食べてイチャイチャ!これです。最高の強概念です。

作者を知っている側からすると、どうしてもそういう視点でも見てしまうわけですが、四季折々のソレイユさんたちで描きたい姿を、本当に好きに上手く書いているな~!と思います。

とにかくのテーマである「食」、そして「服装」へのこだわりが各季節にあります。なおかつ、食に関してだけではなく、破壊力のあるイチャイチャも入れてくる、油断も隙もありゃしないです。特に紫吹蘭さん好きに読んでいただきたいシーンあるので、たまらんです。

 

 

・Give me shadow, put on my crown. / 篤農ドラゴン

二次創作活動以前から知っている方の紹介はむず痒いシリーズ第二弾です。氏との初邂逅に関する諸々だけでも十分な長さの話が書けそうですが、そんな話は関係ないのでいいです。

 

↑の紹介文にある通りの、空白の一年間がスタートした冬の霧矢あおいさんと紫吹蘭さんが爛れた関係に沈み込んでいく序章の一冊です。沈んでいく(という表現で良いのか?)様子が丁寧に描かれており、読んでいると僕の顔がどんどん邪悪な感じになっていきます。今回の芸カ9でシリーズ2冊目が刊行されており、細かい話はそちらも読んだ上で改めてやろうかなと思います。

とにかく気になった方はサンプルへゴー!

 

 

○音楽CD

SWEETS / Forest306

 

そして1記事目ラストに、こちらの音楽CDのご紹介です。紹介ページのサンプルをとにかく聴いてください!という感じです。

芸カ会場では最後尾札が登場する注目度もあり、しゅごい……と思ってました。

 

個人的に、以前のこちらを聴いたときから好きで仕方なかったので、今回のCDも最高でした。

caffè pioggia|Forest306

 

今回の曲で言いますと、『pommes caramélisées』 (恋するみたいなキャラメリゼアレンジ)みたいなピアノアレンジとか、『Feel like Love』 (輝きのエチュードアレンジ)のアコギの感じとか、もう「しゅき……」ってなってしまいます。

音楽に関してはより一層表現する語彙を持ち合わせていなくて辛すぎるので、とにかくサンプル聴いてみて、僕の言いたいことを感じ取ってください!

……という今回この記事、書いている間、ずっとこのCDを聴いていました。最高。

 

 

 

はい。ひとまずその1としてここまでにします。紹介したいな~と思っている作品の山に目をやってみると、今回紹介した分の厚みの3倍くらいあって、「たはは……」となっているところなので、マジで何分割記事になるのか、最後まで投げ出さずに書ききれるのか、自分でも見えない状況ですが、早めに何とかしたいのでよろしくお願いします。ひとまずまだ手を付けられていないノベル系をガシガシ読みたい。

 

 

 

*1:僕が大好きな女性声優である津田美波さんのこと